クルマを「長く、安く、安全、快適」に乗り続けるために!
クルマの構造に詳しくない方や整備は工場に全てお任せしている方が、「賢く、長く、安く、安全、快適」な車の維持を実現していただくための情報です

ブレーキローター
【別名】
ディスクローター【機能・役割】
走行を止めるために、このローターをパッドで挟み、シリンダーで押し付けてローターの回転を止めることで走行が止まる。【交換時期】
50,000km.70,000~80,000km【初期の故障・ 異常状態】
波状の摩耗の発生やパッドの当たり面が全面当たらなくなるような摩耗状態【点検方法】
目視とローターの厚みの測定【初期対策方法 メンテナンス方法】
摩耗が片側1ミリ以内であれば研磨で性能を復帰できるが、1ミリを超えている場合に研磨した場合、割れる原因、部分的に熱スポットが発生して、ブレーキが断片的に戻される現象が起こることがある。【部品交換時の 注意点】
取り付けで当たる面の錆などの除去とローターを取り付けてからダイヤルゲージでブレがないか測定する【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
波状の摩耗、極度の摩耗となると、ブレーキ性能が極端に悪化する。また、熱スポットの発生などで、ブレーキが戻される現象や、ローターが異常に熱を持ち、ブレーキフルードの温度が上がり、ペーパーロック現象が起こることもあり得る【重度の修理】
ブレーキパッド、フルードの交換は勿論であるが、キャリパーのオーバーホールやハブベアリングまで異常な温度が加わった場合、ベアリングの交換も必要となる。【よくあるトラブル】
ローターとパッドを交換してから、ブレーキを掛けた時に鳴くというケースが発生するが、これはローターやパッドに問題があるのではなく、キャリパーのピストンの戻りが悪かったり、キャリパーとパッドの間が平行ではなくなっていたりすることで起きる現象である。[PR]